尿道狭窄とは
膀胱から外へ尿が出てくる通り道である尿道が細くなり、排出に時間がかかったり勢いがなくなったりする状態です。
症状
排尿に時間がかかり、勢いがなくなります。
また息まないと尿が全て出ないので膀胱内に尿が膀胱に残ったまま(=残尿)になることがあります。
そうなるだと尿路感染、尿路結石、尿路憩室など原因となります。
そして前立腺肥大症の第3期(慢性尿閉期)と同じような状態になると水尿管症や水賢症を引き起こす恐れがあり賢機能も低下していきます。
症状
先天性
生まれつき尿道が閉じていたり、狭くなっており排尿障害をおこしてしまいます。
後天性
炎症やケガ、尿道カテーテルや経尿道的手術などによって尿道粘膜に傷がつき、尿道壁の一部が瘢痕化し、狭くなるもの。
尿道狭窄の大部分は後天性で、外傷や炎症により発症します。
外傷性は交通事故などで骨盤骨折し、尿道が断裂してしまう事で発症したり、会陰部(=股のところ)を強打することで尿道が挫滅することで発生します。
また内視鏡手術後なども尿道粘膜を傷つけてしまい発症の原因となってしまう事もあります。
炎症性は淋病や結核などが原因になります。
治療
狭くなった部分を少しずつおし広げる治療、内視鏡で切開して広げる治療などがあります。