前立腺肥大症

前立腺肥大症とは

前立腺肥大症

前立腺は膀胱の下にあり、ほぼ中央に尿道が通っています。
前立腺は精液の一部を生成し、精子に栄養を与え運動能力を高めるたりする働きや保護をする役割をもっています。
また射精における収縮や尿の排泄などの役割も果たしています。

通常は(一般的な成人男性)クルミほどの大きさですが、みかんや卵くらいの大きさになった状態を前立腺肥大症といい、尿道を押しつぶしたりして尿の出が悪くなったり、膀胱を刺激して尿がためにくくなったりします。
前立腺肥大症 ビフォーアフター

症状

前立腺が肥大するはっきりとした原因は分かっていませんが、加齢と共に男性ホルモンのバランスが崩れホルモン環境の変化が肥大する原因と考えられています。

原因

症状としては第1期から第3期まであります。

第1期(膀胱刺激期)

・トイレに何度も行く(特に夜間)
・すぐにトイレに行かないと漏れそうになる

第2期(残尿発生期)

・排水後でも、なんだかスッキリせず尿がまだ残っている感じがする(残尿感がある)
・尿がすぐに出ない(出るまでに時間がかかる)
・尿の勢いがない
・排水の途中で尿が途切れてしまう
・おなかに力を入れないと尿が出ない
・最後にチョロチョロと出てなかなか切れない
これ以上症状が進むと合併症が出てきたり、膀胱機能障害が出てきたりするため、この段階になれば治療を開始することが望ましい。

第3期(慢性尿閉期)

・昼夜問わずトイレに行く回数が増え、一回の排尿に時間が数分かかったり、急に尿が全く出ない事(=急性尿閉)もある
・徐々に残尿が増え、膀胱に尿がいっぱいに貯まった状態のままになることもあり(=慢性尿閉)、その場合少しずつ尿が溢れて漏れる、溢流性尿失禁の状態になることもあります。
この状態になっても放置すると腎不全などの合併症などを引き起こす恐れがあるので、早々に積極的な治療をする必要があります。上記の症状が出たら早めに受診しましょう。

治療

内服薬による治療、手術による治療、尿道にステントといって金属のチューブを留置する治療などがあります。

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